2024年12月05日更新

冬のバスタイムを快適に!シニアのための入浴ガイドとスキンケア

寒い冬の入浴は、心も体も温まりリラックスできるひとときですが、シニアにとっては注意すべきポイントも多くあります。事故を防ぐために適切な対策が必要です。また、乾燥が気になる季節だからこそ、スキンケアにも気を配りたいところです。
本記事では、冬の入浴をより安全で快適に楽しむためのポイントと、シニア向けの入浴時のスキンケア方法を解説します。

冬の入浴に潜むリスク

日本人にとって入浴は日常の楽しみのひとつですが、寒い季節は油断できません。特にシニアの方が気を付けるべきリスクを確認しておきましょう。

ヒートショック

寒暖差によって血圧が急激に変動し、心臓や血管に大きな負担がかかる状態を「ヒートショック」といいます。これが原因で意識を失ったり、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこともあります。

溺水(できすい)

入浴中の事故で多いのが溺水です。特に冬場はヒートショックが原因でめまいや意識消失が起こりやすく、浴槽内での事故につながるリスクが高まります。

冬の入浴を安全に楽しむためのポイント

リスクを回避しながら快適に入浴するための工夫を紹介します。

1. 温度差をなくす

ヒートショックを防ぐために、浴室や脱衣所を事前に温めておきましょう。浴室暖房や小型ヒーターを活用すると効果的です。

2. お湯の温度と入浴時間を調整

お湯の温度は41度以下に設定し、10分以内の入浴を目安にしましょう。熱すぎるお湯に長く浸かると、血圧が急上昇し、意識障害を引き起こすリスクが高まります。浴室用の温度計やタイマーを活用すると安心です。
また、入浴前には心臓に負担をかけないよう、足元からゆっくりとかけ湯をしましょう。

3. 転倒を防ぐ

浴槽から立ち上がる際は、血圧が急に下がり立ちくらみを起こしやすいので、手すりなどを活用しながらゆっくりと動作することが大切です。浴室に手すりがない場合は、安全対策として設置を検討しましょう。

4. 入浴前に体を温める

冷えた体でいきなりお風呂に入ると、急な血圧変化を引き起こす可能性があります。入浴前に温かい部屋でしばらく過ごしたり、白湯を飲んで体を温めておくと良いでしょう。

5. 入浴前後の水分補給

入浴中は思っている以上に汗をかくため、脱水状態になりやすくなります。入浴前後にしっかりと水分補給をすることで、血栓を防ぎ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを軽減できます。

6. 入浴後はすぐに保温 湯上がりは体が温まっているため油断しがちですが、急激な体温低下を防ぐために、すぐに衣服を着て体を保温しましょう。

シニアのための入浴時のスキンケア

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※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

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シニアの入浴時の事故は意外に多いもの。より詳しい情報と記事の続きはこちらをご覧ください。

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