老人ホームのアクティビティはどんなもの?具体的な内容や、その効果と役割とは。
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老人ホームや高齢者施設では、さまざまなアクティビティやイベントが実施されています。体操や趣味活動、季節のイベントなど、多彩なプログラムが用意されており、参加は自由です。これらの活動には、身体機能の維持・向上、脳の活性化、他者との交流、生きがいの創出など、多くの効果があります。
ここでは、老人ホームで行われるアクティビティの目的や具体的な内容、期待できる効果について紹介します。
アクティビティの目的
ADLの向上をサポート
ADL(Activities of Daily Living)とは、食事や入浴、歩行などの日常生活動作のこと。アクティビティには、手芸や絵画、歌唱、園芸など、指や体を動かす動作が含まれており、リハビリ効果が期待できます。楽しみながら取り組むことで、無理なく身体機能の維持・向上が可能です。
QOL(生活の質)の向上
アクティビティに参加することで、懐かしい遊びを楽しんだり、趣味を通じて充実感を得たりできます。また、人との交流を通じて喜びを感じることで、日々の満足度が向上します。
アクティビティの効果
身体機能の維持・向上
高齢になると、筋力や柔軟性の低下、関節の痛みなどにより、身体を動かす機会が減ることがあります。定期的な体操やスポーツイベントに参加することで、楽しみながら筋力を維持し、ケガの予防にもつながります。
脳の活性化
クイズ大会やクッキング、園芸などの活動では、指先を使ったり、計算したり、五感を刺激したりすることで脳を活性化できます。特に、認知症予防には、昔のことを思い出すような活動が効果的です。
他者とのコミュニケーション
イベントや趣味のサークルに参加することで、他者との交流の機会が増えます。同じ趣味を持つ仲間との会話を楽しんだり、協力して活動することで、社会的なつながりを深められます。
生きがいの創出 内閣府の調査によると、高齢者が「生きがいを感じる瞬間」として、「家族との団らん」「趣味の時間」「友人との交流」が挙げられています。アクティビティは、こうした喜びを感じる機会を増やし、生活の充実度を高めます。
アクティビティの実施頻度とタイミング
施設によって異なりますが、一般的には以下のようなスケジュールで実施されます。
- 体操:毎朝の習慣として実施
- 趣味活動・イベント:午後の時間に開催されることが多い
- 季節のイベント:月に数回
強制参加ではなく、体調や興味に合わせて自由に参加できるスタイルが一般的です。
老人ホームでの1日(例)
7:30 ダイニングで朝食
9:00 個別プログラムでの機能訓練(リハビリ)タイム
10:30 ダイニングでラジオ体操、スタッフと一緒にラジオ体操を行った後はティータイム。
11:50 ダイニングで昼食
13:00 入浴
14:00 イベントやアクティビティ
15:00 おやつ
17:50 ダイニングで夕食
20:00 就寝
※曜日や入居者により異なります。
では、実際に行われているイベントやアクティビティの例をご紹介すると…
※掲載している情報は、記事公開時点のものです。
チェック
入居者の暮らしの充実のために行われるアクティビティやイベント。施設によって内容が異なるので入居を検討する際には確認するとよいでしょう。より詳しい情報と記事の続きはこちらをご覧ください。