2024年08月20日更新

毎日少しのケアで、シニアの肌は輝く!高齢者の肌特徴とスキンケア・メイク法

美しくありたいという気持ちは、年齢を重ねても変わりません。特にシニア世代にとって、スキンケアやメイクは前向きな気持ちを保つだけでなく、生活の質(QOL)の向上にもつながります。また、肌の健康を守って身体機能の維持にも役立ちます。今回は、シニアの肌の特徴を踏まえながら、適切なスキンケアやメイクのポイントを紹介します。

シワができる原因とは?

肌の奥にある真皮層では、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが肌のハリやうるおいを保っています。しかし、加齢とともにこれらの成分を作る力が低下し、シワが目立ちやすくなります。

シニアの肌の特徴

年齢を重ねると、肌は以下のような変化を迎えます。

  • 乾燥しやすくなる
    肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の周期が長くなり、細胞を作る力が弱まるため、肌が薄くなり乾燥しやすくなります。
  • ハリが失われる
    コラーゲンやヒアルロン酸の生成量が減少し、水分を保持する力が低下。結果として、肌のハリが失われ、シワやたるみの原因になります。
  • バリア機能の低下
    肌が薄くなり、乾燥が進むと、外部刺激に弱くなり、かゆみや炎症などのトラブルが起こりやすくなります。

こうした変化を踏まえたスキンケアを行うことが、美しい肌を保つポイントです。

シニアのためのスキンケア法

洗顔
シニアの肌は乾燥しやすいため、皮脂を取りすぎないことが重要です。弱酸性の洗顔料をしっかり泡立て、泡で優しく洗いましょう。メイクをしていない場合は、ぬるま湯で洗うだけでも十分です。

保湿
洗顔や入浴後は、すぐに保湿を行いましょう。以下の成分が含まれたスキンケアアイテムがおすすめです。

  • 水分を補う成分(モイスチャライザー)
    ヒアルロン酸、アミノ酸、グリセリン、水溶性コラーゲン など
  • うるおいを閉じ込める成分(エモリエント)
    ワセリン、スクワラン、流動パラフィン など

化粧水を手で温め、顔全体に優しくなじませるようにしましょう。乾燥が気になる場合は、重ねづけをすると効果的です。

うるおいを守る
化粧水の後は、乳液やクリームで水分を閉じ込めるケアを。特に乾燥が気になる部分には、保湿力の高いクリームを重ねるとよいでしょう。

シニアのためのメイク法

適切なメイクをすることで、シワを目立ちにくくし、健康的な印象を与えることができます。

日焼け止めを習慣に
シワの大きな原因となる紫外線対策は欠かせません。室内でもSPF20〜30程度の日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

薄づきのファンデーションで自然に
厚塗りはシワを強調する原因に。リキッドファンデーションを薄く伸ばし、パウダーで仕上げると、自然な仕上がりになります。

明るめのカラーを選ぶ

  • アイメイク:ラベンダーや薄いピンクなど、細かいパール入りのアイシャドウを使うと、自然なツヤ感が出ます。
  • リップ:くすみカラーは老け見えの原因に。鮮やかな色を選び、血色感をプラスしましょう。

スキンケアやメイクが、高齢者の心身に良い影響を与えることがわかってきており、老人ホームでも積極的に美容を取り入れているところがあります。

例えば…

※掲載している情報は、記事公開時点のものです。

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